司会・タレント 大木凡人さん(70) 大動脈瘤乖離

公開日: 更新日:

 あまりに早く退院させろって騒ぐものだから、少し前に救急で運ばれてきた患者さんについて、「あの人はどうなりました?」と聞いたとき、看護師さんに「亡くなりましたよ、“大木さんと同じ”病気で!」と釘を刺されました。奇跡的に23日間で退院したときも、「大木さんはラッキーなんですからね!」と念押しされました。

 退院から1週間後、1杯飲んだら酔いが回るのが早い早い。以来、お酒はビール1杯、ワイン3杯程度になりました。

 病気のことを公表した翌日からは深夜まで取材対応で、その週の検索ランキングの1位がカンヌ映画祭、2位がAKB総選挙、3位が僅差で私でした。地元の飲み仲間には「なんだー、凡ちゃん、死ねば1位取れたのにな」なんて笑われましたよ。

 今年の夏はさすがにこたえましたけど、仕事は完全復帰! 今は血圧が上がらないように“昔よりは”気をつけています。

▽おおき・ぼんど 1945年、愛媛県生まれ。日本司会芸能協会会長。TBS「街かどテレビ11:00」をはじめ、CM・映画の予告ナレーション、演歌歌手からアイドルまで幅広く司会で活躍。

【連載】独白 愉快な“病人”たち

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    エースの留年が影響か?昨夏王者・慶応まさかの県大会16強敗退…文武両道に特別扱い一切なし

  2. 2

    松本人志「事実無根」から一転、提訴取り下げの背景…黒塗りされた“大物タレント”を守るため?

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    《小久保、阿部は納得できるのか》DeNA三浦監督の初受賞で球界最高栄誉「正力賞」に疑問噴出

  5. 5

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  1. 6

    松本人志「文春裁判」電撃取り下げも待つのはイバラの道…“白旗復帰”画策にも視聴者・スポンサー・制作側から総スカン

  2. 7

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  3. 8

    2位「ライオンの隠れ家」、1位「わたしの宝物」を抜く勢い! 坂東龍汰が名作映画ファンの“批判”も封じた

  4. 9

    横綱照ノ富士が「引退できないジレンマ」から解放される日…在位20場所で12回目休場の崖っぷち

  5. 10

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実