激しいピストン運動や射精はいらない…挿入なし性交の勧め
一方で、女性側も「セックス=挿入」と思っているケースがほとんどだと思います。長年の固定観念を覆すのは、どちらも勇気がいることでしょう。お互いに「別の形のセックス」を試してみようという気持ちがあれば、相手に伝え、ぜひ行動に移してほしい。
「セックスレス時代の中高年『性』白書」(日本性科学会セクシュアリティ研究会)によると、性の喜びの中心はスキンシップ。特に女性が感じやすいのは、性器、乳房、そして皮膚全体といいます。挿入以外でも、十分喜びを感じられるのです。中高年の男性を悩ます激しいピストン運動や、射精を気負う焦りもなく、リラックスして、疲れないセックスができるのです。今までにない達成感があるかもしれませんよ。
性交痛やEDは、加齢とは関係なく、病気が原因で起こることも。挿入・射精なしのセックスもあり――。これは、生活の知識としても大事だと思います。