Oさんは2年前、58歳の時、脳梗塞を起こした。救急搬送先の東邦大大橋病院で脳梗塞と卵円孔開存が見つかり、脳梗塞の治療とともに卵円孔開存閉鎖術を受けた。
「まさか自分の心臓に隙間があるとは思いもしませんでした。卵円孔の説明を受け、再発予防のためには、閉鎖術を受けないという選択肢はありませんでした」(Oさん)
卵円孔開存による再発リスクは閉鎖術で抑えられたが、脳梗塞にはほかにも発症原因がある。そのためOさんは動脈硬化と高血圧の薬は服用しているものの、現在は健康な人とまったく変わらない生活を送っている。