ワクチンによって劇的に患者数が減った例としては、B型肝炎や古くは天然痘が挙げられます。天然痘はかつて死に至る疫病でしたが、ワクチンの開発によって感染者数が激減し、1980年にはWHO(世界保健機関)から「世界根絶宣言」が出されました。
ワクチンは、効果の強さや持続時間(期間)がワクチン自体や対象となる病原体ごとにさまざまです。そのため普段からの物理的な予防は欠かせませんが、感染症対策においてワクチンは選択肢のひとつとしてあるべきです。新型コロナウイルスに対しても早期に開発されることを願っています。