なぜ「ゲーム障害」の患者にADHDの人が多いか 医師が解説
「あとは、発達障害の人全般に見られる、現実社会に対する不適応ですね。対人関係がうまくいかなかったり、不注意などが多くて注意されることに彼らは日頃多くの違和感を持っていますが、ゲームの世界では仲間をつくったり、レベルを上げて成長したりということがすんなりできてしまう。そのことが、発達障害の人のゲームへのとらわれを強化し、結果的にさらに現実社会への適応を悪くしてしまう傾向は確かにあると思います」
(フリージャーナリスト・里中高志)