著者のコラム一覧
坂本昌也国際医療福祉大学 医学部教授 国際医療福祉大学 内科部長・地域連携部長

専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。

副反応の報告も それでも新型コロナワクチン打つべきか

公開日: 更新日:

 たとえばイギリスの発表では、先月下旬までにコロナワクチンを接種した716万人余りのうち、アナフィラキシーなどの激しいアレルギー反応があったのは114件。とはいえ、アナフィラキシーのような重篤な副反応はまれで、副反応の疑いなどとして報告のあった2万2820件の多くは腕の痛みやインフルエンザのような症状、頭痛、寒け、倦怠感、筋肉痛などで、1~2日で治ったとのこと。

 アナフィラキシーのリスクには十分に注意しなければなりませんが、コロナワクチンのメリットは、デメリットをはるかに上回ります。

糖尿病であれば一律同時スタートで接種できるのか?

 糖尿病の人は、優先順位の対象となる基礎疾患の中の心臓病腎臓病、肝臓病、睡眠時無呼吸症候群、肥満も併せ持っている人が多いから、なおさらです。私自身「コロナによる致死的な可能性を低くするために、糖尿病患者さんは、ぜひ早く打ってほしい」と考えていますし、同僚の医師も同じ考えの人が圧倒的に多いです。


 では、いざワクチン接種となった場合、糖尿病であれば一律同時スタートで接種できるのか? これについては、なかなか難しいとみています。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  2. 2

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 3

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  4. 4

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  5. 5

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  1. 6

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 7

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ

  3. 8

    モー娘。「裏アカ」内紛劇でアイドルビジネスの限界露呈か…デジタルネイティブ世代を管理する難しさ

  4. 9

    伸び悩む巨人若手の尻に火をつける“劇薬”の効能…秋広優人は「停滞」、浅野翔吾は「元気なし」

  5. 10

    小松菜奈&見上愛「区別がつかない説」についに終止符!2人の違いは鼻ピアスだった