検査には摘出されたがん組織が必要で、十分な量がなければ新たに採取することが必要です。結果が出るまでにかかる時間は、4~6週間。組織の準備や外部委託する検査機関によっては、さらに日数を要する可能性もあります。保険適用の多くの方は、進行がんで時間との闘いだけに、大問題です。
その現実に着目すると、ゲノム医療はまだまだバラ色の治療法ではありません。進行がんになって慌てるより、がんの予防と早期発見を心掛ける方が無難です。
がんの予防もメタボ対策に通じる部分が大きく、適度な運動と食事の改善が欠かせません。それにプラスして、検診をきちんと受けること。これに尽きます。